画面は正常だった、なのに数字が無かった
私たちの自社サイトで、計測がずっと不発でした。画面を開いて見る限り、ページは普通に表示されていて、何もおかしいところはありません。読み込みも速く、リンクも普通に動きます。それでも、計測用の仕組みでは、数字がずっと積み上がっていませんでした。
見た目のどこにも異常が無いので、最初は「たまたま数字が少ない日が続いているだけだろう」としか思えませんでした。数字が「ゼロに近い」のと「まったく無い」のとでは、見え方がよく似ています。
原因は、設定値の末尾の余分な改行 1 つ
調べていくと、原因は計測用の設定値の末尾に、余分な改行が 1 つ入っていたことでした。目で見ても、まず気づけない違いです。エディタで開いても、行の一番端に空白があるかどうかは、ぱっと見ではわかりません。
この 1 文字のせいで、全ページで読み込みエラーが出ていました。設定値そのものは正しい中身が書いてあったので、内容を見る限りでは何もおかしくありません。おかしかったのは、内容の後ろに残っていた、見えない 1 文字のほうでした。
画面が正常だから、気づけなかった
厄介なのはここです。読み込みエラーが出ていても、画面はいつもどおり正常に見えていました。訪問者にとっては何の問題もなく、ページは普通に開けます。エラーは裏側だけで起きていて、表側には一切出てきません。
だから、誰も気づかないまま、計測はずっと不発のままでした。画面を見ている限り、異常を疑う理由がどこにもない、というのが今回いちばん厄介だった点です。
設定値を整えて、検証を足した
原因がわかってからの対応はシンプルでした。設定値を整えて、検証を足したところ、計測が復活しました。直った瞬間に何かが変わったというより、直るまでの間、数字がまったく残っていなかった、という点が重かったところです。
このとき足した「検証」というのは、設定を直しただけで終わらせず、実際に数字が戻ってくることを、あとから確かめる手順のことです。直した「はず」で終わらせないための、もう一段です。
画面が正常に見えることは、証拠にならない
この一件からわかったのは、画面が正常に見えることは、裏側が動いている証拠にはならない、ということです。見た目のチェックだけでは、この種の抜けは見つかりません。
AI に任せて設定を書いてもらう場面でも同じです。AI が書いた設定も、本番の画面と数字が戻ってくるところまで見て、初めて確かめたことになります。書いた時点や、画面が表示された時点で「終わった」とは言えません。見えているものと、実際に動いているものは、別の話です。
よくある質問
どれくらいの期間、計測できていなかったのですか?
正確な期間は記録に残っておらず、【未確認】です。わかっているのは「ずっと不発だった」ということだけで、それ以上の日数はここでは作りません。
どの設定を見れば、この種のミスに気づけますか?
サービス名や設定項目の具体名はここには書いていません。言えるのは、計測用の設定値の末尾という、目で追いにくい場所に原因があった、ということです。
画面のチェックだけでは足りないのですか?
今回の話に限れば、足りませんでした。画面は最後まで正常に見えていて、計測が復活するまで、その裏側の異常に気づく手立てがなかったからです。
出典
- 本文は、TEDIT 自社サイトの事例に基づきます。原因は「計測用の設定値の末尾の余分な改行」の 1 つで、他の原因はありません。(2026-09-17 確認)