「問題0件」が7回続いていた
検査を重ねるたびに「問題0件」という結果が出て、それが7回連続で続いていました。実装の段に入ったところで、重い指摘が1件出ました。連続の記録を守る道もありましたが、私たちは記録より報告を選び、直しに入りました。
記録より、報告を選ぶ
代表はこのときの考え方をこう言っています。「正直な評価は記録更新よりも価値があり、僕の期待していることです」。きれいな記録は見た目の指標にすぎません。見つかったものを直す姿勢のほうが中身です。
記録を2つの軸に分けて、未達も残す
このとき、記録の残し方も見直しました。設計の段だけで数えた記録と、設計から実装まで通した記録という2つの軸に分けたのです。後者は「未達」になりましたが、その未達を消さずに残しました。複数人で見ても、全員が同じ場所を見落とすことがあります。だから「何人で見たか」は品質の証明にはなりません。
過大にも過小にも演出しない
報告するときに気をつけているのは、過大演出も過小演出もしないことです。
- 「重大」「危険」といった強い言葉を使う前に、実物を1回読んで確かめます。強い言葉で報告を盛るのは、隠すのと同じ方向の誤りだと考えているからです。
- 直すときは、対処の案を3つ並べて、選ぶ人に選んでもらいました。
AIの報告にも同じことが言える
AIに任せた仕事でも同じです。AIがきれいな報告を返してくることと、きれいに終わっていることは別です。だから見つかった指摘は、記録を守るより先に報告します。正直に報告すると、その日の予定は崩れます。崩れることを織り込んでおくほうが、後で崩れるより軽いというのが、私たちの実感です。
よくある質問
連続記録が途切れるのが怖くありませんか。
怖くないとは言いません。ただ、記録を守るために報告を弱めることのほうが、後で重くなると考えています。
指摘を大げさに書いた方が伝わりませんか。
強い言葉で盛ると、隠すのと同じ方向の誤りになります。実物を1回読んで確かめてから言葉を選びます。
AIが出す報告はそのまま信じていいですか。
AIがきれいな報告を返すことと、きれいに終わっていることは別です。見つかった指摘は、記録より先に報告する姿勢で扱っています。
出典
- 本文の記録は、TEDIT社内の行動原則の記録に基づく自社の事例です。(2026-09-17 確認)