COLUMNAI導入

「まず確かめる」を一手挟むだけで、直さなくていい作業が消えた

異常に見える表示が出たとき、私たちは以前、すぐに直しに動いていました。今は違います。直す前に、まず確かめる一手を入れています。この記事は、その一手が何を変えたかの記録です。

執筆: TEDIT(アポマル・カイランマルの開発元)

すぐ直しに行くと、何を見落とすか

「異常」の表示を見た瞬間に、直しに動くのは自然な反応です。原因を探し、手を動かし、直った実感を得て安心する。この流れ自体は悪くありません。

ただ、動く前に抜けている工程がひとつあります。その異常は、いま直しに動くべき異常なのかという確認です。

確かめるのは、一手だけ

やっていることはシンプルです。「異常に見える」と「直しに動く」の間に、担当者の状況・予定・報告漏れを確かめるという一手を挟むだけです。

増えているのは工程ではなく、順番です。確認のための専用の仕組みを新しく作ったわけではありません。

AIが「異常です」と言ったときも、同じ順番

この順番は、人が判断する場面に限りません。AIに任せている仕事でも同じです。

AIが「異常です」と知らせてきたとき、最初にやるのは修正の指示ではなく、何が起きたかを確かめることです。AIからの報告も、人からの報告と同じ扱いで、状況確認を経てから対応を決めています。

確認を先に置くと、何が消えるか

異常に見えた事象の多くは、私たちの経験では、担当者の状況を確認するだけで解決しました。事情を聞くと、予定どおりの作業中だった、報告が一本遅れていただけだった、ということがあります。

直しに動いてから気づくと、直した分の手間がそのまま無駄になります。確認を先に置くと、その手間そのものが発生しません。

急がないための確認ではない

誤解されやすいので書いておきます。この一手は、対応を遅らせるための確認ではありません。確かめて、本当に異常なら、そのまま直しに動きます。

変わったのは、直す必要のなかった作業が減ったことだけです。異常のように見えても、実際は異常ではなかった、という場面で、動く前に一度立ち止まれるようになりました。

よくある質問

確認する分、対応が遅くならないか。

確かめるのは一手だけなので、体感できるほどの遅れにはなっていません。むしろ、直す必要のない作業に動いてしまう遅れのほうが大きいと感じています。

何を確かめればいいか分からないときは。

担当者の状況・予定・報告の有無、の三つを見るようにしています。異常に見えた事象の多くは、それだけで解決しています。

AIからの報告も、人からの報告と同じように確認するのか。

はい。AIが出す「異常です」という報告も、人からの報告と同じように、まず確認する対象として扱っています。

出典

  1. 本文の運用は、TEDIT社内の行動原則に基づく自社の取り組みです。(2026-09-17 確認)
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