COLUMNサイト制作と検索・AI

本当に CMS は必要か — 更新するのは誰かを先に決める

私たちの自社サイトにも、記事を管理する仕組み(CMS)を組み込む前提で作った部分があります。ところが実際には、その仕組みを接続していません。「入れたのに使っていない」状態です。この記事は、そこから見えてきた選び方の話です。

執筆: TEDIT(アポマル・カイランマルの開発元)

使われていない仕組みが、自社サイトにもあります

自社サイトには、記事を管理する仕組み(CMS)を組み込む前提で作った部分があります。ですが実際の運用では、その仕組みを接続していない状態です。接続されていない間は、コードの中に置いた内容をそのまま表示する形で動いています。

つまり、入れた仕組みが使われていないということです。理由は単純で、実際にはほとんど動的である必要がなかったからでした。そこで、記事の管理はもっと簡素な方法に切り替えています。

「更新できる」ことと「更新する」ことは別

この経験から得た芯はこうです。「更新できる」ことと「更新する」ことは別。

管理画面があれば、いつでも自分で更新できます。ただし、それは「更新する頻度」や「更新する人」が決まっていて初めて活きる機能です。先に問うべきは機能の有無ではなく、「更新するのは誰で、月に何回か」です。

制作方式は 3 つ、選ぶ前に問うこと

サイトの制作方式は、おおまかに 3 つから選べます。静的に作る方式(あらかじめ内容を作り込んでおく形)、管理画面から更新する方式(CMS のような仕組みで都度更新する形)、表示と管理を分ける方式(表示側と管理側を別々に持つ形)です。

私たちがおすすめしているのは、静的に作る方式 × AI 運用の組み合わせです。理由は 3 つ。①運用が軽くなる、②応用が利く、③運用まで一緒に見られる、という点です。

更新する人を決める → 頻度を数える → 仕組みを選ぶ

方式を選ぶ前に、順番としてこの 3 つを通しています。

①更新する人を決める(社内の誰か、制作側、まだ決めていない、のどれか)。②更新の頻度を数える(週に一度なのか、年に数回なのか)。③そのうえで、必要な仕組みを選ぶ。

ここで「決めていない」まま進めると、管理画面はあるのに誰も開かないという形になります。私たちの自社サイトも、まさにこの形になっていました。

AI と一緒に更新するなら

更新を AI と一緒にやる場合、管理画面が要るとは限りません。文章を書いて置く場所さえ決まっていれば、更新の手は足ります。

一方で、管理画面を後から足すのは、最初から入れておくより手間がかかります。ですから「うちには要らない」と決めるのは、更新の頻度を数えてからにしてください。

よくある質問

管理画面は無いよりあったほうが安心では?

更新する人と頻度が決まっていれば安心材料になります。決まっていないと、使われないまま残るだけの仕組みになりがちです。私たちの自社サイトがそうでした。

今は静的な方式で作って、あとから管理画面を足せますか。

足すこと自体はできますが、最初から入れておくより手間がかかります。だからこそ、更新の頻度を先に数えておくことをおすすめしています。

AI に更新を任せるなら、何を決めておけばいいですか。

何を、どこに書いて置くか、という置き場所です。管理画面が無くても、置き場所さえ決まっていれば AI と一緒に更新を進められます。

出典

  1. 本文は、TEDIT 自社サイトの構成に関する社内の記録に基づいています。(2026-09-17 確認)
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